春色ソレイユ

使って良かったものや料理のレシピ、水耕栽培の記録を公開

水耕栽培でカモミールを育てます。目標はカモミールティーを飲むことです

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 今週末、会社の花壇にカモミールの苗を植えました。その作業中に何故かカモミールティーが頭の中に浮かんできました。今までの人生でこのお茶は飲んだことはありません。そこで一度経験してみようと考えたのですが、出来合いの商品を買ってもあまり面白味がありません。そこでカモミールを種から育てて、自家製カモミールティーを飲むことにしました。

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 種は会社で植えたカモミールの残り種を使います。園芸店で種を買うと一袋に使い切れない量が入っています。絶対に余らせる自信がありますので、私は入っている量が少ない100円ショップの種を利用することが多いです。2個100円でメジャーな野菜や花の種が手に入るので、少しだけ使いたい時にとても重宝しています。

 次は育て方ですが、一般的なのは種を土に蒔いて株を大きくすることです。しかし今回は「水耕栽培」で育ててみようと思います。会社のカモミールは土に植わっていますので、どちらが大きくなるか競争です。水耕栽培の装置は、下の記事と同じものを作りました。簡単に説明しますと、まずバーミキュライトを入れたプラコップと蓋に穴を開けた5L容器を用意します。5L容器に液体肥料を入れて、そこにプラコップをセットして育てます。

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 カモミールの花は6月頃に咲くので、3ヶ月後には美味しいカモミールティーを飲んでいるはずです。もし口に合わなくても、白い可憐な花を愛でることができますので問題はありません。早速育ててみましょう。

2018年2月24日 種植え

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 カモミールの種は本当に小さいです。大きさは1mm×0.3mmくらいで、息を吹きかけると飛んでしまいそうです。この種をバーミキュライトの上にぱらぱらと10粒くらい蒔きました。10日程度で発芽すると思いますので、それまでは寒さを凌ぐために部屋の中に置いておきます。

 

2018年2月28日 発芽(発芽から0日目)

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 種を蒔いて4日目で発芽しました。芽はすごく小さく1mmくらいしかありません。

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 芽が出ましたので、この間作った水耕栽培装置にセットしてみました。液体肥料には微粉ハイポネックスを2000倍希釈したものを使用しています。

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 液体肥料を大体4Lを入れると、丁度良い水面の位置になりました。今までは室内に置いていましたが、明日からは日の良く当たるベランダに出そうと思います。

 

2018年3月4日 芽が出揃う(発芽から5日目)

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 最初の種の発芽から4日程度で、全て出揃いました。1つのプラカップに付き5個くらいの芽があります。発芽した当初は目を凝らさないと見えませんでしたが、今では葉が大きくなり、緑も濃くなってきています。比較的大きく育っている苗を見ると、双葉の間に小さな本葉ができていました。

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 偶然種が端の方で発芽し、根の状態が見えるようになっていました。写真では見にくいですが、根は地上に出ている部分の4倍の長さになっています。1mm×0.3mmくらいの種が数日でここまでの大きさになるとは驚きです。

 

2018年3月10日 本葉の展開(発芽から11日目)

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 ほぼ全ての株から本葉が出てきています。カモミールの最初の本葉は双葉と同じ形をしているようです。一番成長の早い株をよく観察すると、次の本葉が小さく見えています。今週は暖かくなりそうなので、どんどん成長してくれるでしょう。

 

2018年3月13日 根がお茶パックを突き抜ける(発芽から14日目)

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 夕方にプラコップの底を確認したら、根がお茶パックを突き抜けていました。地上部は1cmにも満たない大きさなのに、根は7cm以上伸びています。

 

2018年3月18日 間引き(発芽から19日目)

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 発芽から11日目の時に『カモミールの最初の本葉は双葉と同じ形をしているようです』と書きましたが、その本葉がぐんぐん成長して剣のような形になりました。

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 液肥を見ると糸と見間違えるほどの細い根が伸びてきています。

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 本葉が大きくなってきましたので、間引きを行いました。この写真が間引き前です。

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 間隔と成長度合いを考えて3株を残して間引きました。指で摘んで引き抜くと近くの株も抜けてしまうので、ハサミで根本を切ると良いでしょう。

 

2018年3月24日 2セット目の本葉が大きくなる(発芽から25日目)

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 カモミールの苗は順調に成長して、2セット目の本葉が大きくなってきました。もう少し大きくなったら再び間引きをしようと思っています。

 

2018年3月28日 1カップ1株に仕立てる(発芽から29日目)

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 ここ数日暖かい日が続いており、急に成長してきました。大きくなって葉同士が触れ合うようになってきたので、1カップにつき1株となるように間引きをしました。

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 これで大きく成長してくれるはずです。

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 根の伸び方は細かい糸状のものがたくさん出ています。よく観察すると白い根に混じって、黒く変色した根もありました。もしかしたら根腐れかもしれません。

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 初夏のような気温とさんさんと降り注ぐ太陽の下に置いていたら、藻が生え始めました。調べてみると、藻は生えても大丈夫という情報と生えない方が良いという情報が見つかり、なんとも判断に困ることになっています。今回はこの液肥を捨て、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍希釈したものを新しく入れ替えました。今後は藻の生えるスピードを見ながらどうするか決めようと思います。

 

2018年3月29日 根の分岐が多くなる(発芽から30日目)

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 今までの根は麺のよう1本の状態でしたが、今日確認したところ分岐が多くなっていました。

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 液肥の状態ですが、写真上のようにカモミールを育てているとほぼ透明なままです。下の写真は並行して育てている「わさび菜」で、こちらには濁りがあります。同じ材料同じ希釈倍率にも関わらずこのような差が出るのは非常に興味深いです。何が原因となっているのか気になるところです。

 

2018年4月1日 カップの縁からはみ出る(発芽から32日目)

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 もう何枚目の葉かは分かりませんが、とうとうカップの縁からはみ出ました。大体の高さは5cm、幅は7cmまで成長しています。

 

2018年4月8日 こんもりと成長(発芽から39日目)

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 前回はカップの縁から出るか出ないかの大きさでした。それが7日後になると、こんもりと急激に成長しました。

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 高さも比較にならないほど、大きくなっています。

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 成長にともなって、根がヒゲのように伸びてきました。藻の件ですが、以前液肥を全交換しました。しかし数日後には再び緑色になってしまいましたので、これからは余り気にせず、時たま液肥を交換して対応していきたいと思います。

 

2018年4月14日 わしゃわしゃと成長(発芽から45日目)

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 あまりにも大きくなったので、写真は屋外で撮ることにしました。株の直径は手を広げたくらいになっています。5Lの容器を使って育てていますが、この大きさだと1~2株がちょうど良かったかもしれません。

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 この大きさで成長が終わりかと思いきや、よく観察すると脇芽がたくさん出てきています。たしかカモミールの花は先端部に付きますので、枝が増えるほど収穫量が多くなるはずです。しかし、これ以上の大きさになると過密状態になりそうです。

 

2018年4月15日 花芽を発見(発芽から46日目)

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 一番背の高い枝に花芽が付いているのを見つけました。この数ではカモミールティーを淹れるには少ないので、他の枝にもどんどん付いてほしいです。

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 小さくて分かりにくいですが、アブラムシが数匹いたのでピンセットで捕殺しました。アブラムシはすぐに増えるので厄介な害虫です。

 

2018年4月22日 一部の葉が黒く変色(発芽から53日目)

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 あまりにも育ちすぎて、葉も根もジャングルのようになっています。カモミールの高さはとうとう30cmに到達しました。連日の暑さで結構な量の液体肥料が消費されています。

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 花芽は成長をしていて、もう少しで咲きそうな状態になっています。

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 よく見ると、他の枝の先にも蕾が付いていました。写真では分かりにくいですが、一部の葉の先が黒く変色しています。これ以上広がらないと良いのですが...

 

2018年4月25日 開花(発芽から56日目)

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 液体肥料入れている容器は遮光をしていません。ですので、ここ数日の夏日で爆発的に藻が生えてしまいました。ただカモミールには特に影響ないようです。

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 もうすぐ咲きそうな蕾を発見してから2日後、とうとう開花しました。咲き始めたばかりのせいなのか、中心部の膨らみがまだ緑色をしています。この他にも明日に咲きそうな花芽がたくさんあります。

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 とある枝に付いている蕾が黒っぽく変色していました。たぶんこれは咲かないでしょう。 

2018年4月28日 収獲間近(発芽から59日目)

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 カモミールはすくすくと成長し、30cmの定規を優に超えて45cmに到達しそうです。

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 枝先にはたくさんの蕾が付いていますので、これから次々と咲いてくれるでしょう。

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 最初に開花した蕾は花びらがしっかりと開き、中心部分が黄色く盛り上がってきました。カモミールの収穫時期は白い花びらが後ろに反り返った時ですので、もう収獲できそうです。収獲は朝の方が良いとのことで、明日の朝一に採ってみようと思います。

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 ちなみに、前回黒っぽくなっていた蕾は茶色くなって枯れてしまいました。

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 根の写真を撮るために、藻だらけの液体肥料を交換しました。まるで素麺を連想させる根です。
 最近毎日のように液肥の補充をしているので、昼の間どのくらい水を吸っているか調べました。その結果、カモミール3株は8:30~18:30の10時間で985mLの水を消費していることが分かりました。この日の天候は晴れ、最高気温は26℃でしたので、どんどん葉から蒸散したようです。通りで水の減りが早いわけです。

 

2018年4月30日 カモミールの一次収獲(発芽から60日目)

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 カモミールの種が発芽して約2ヶ月...とうとう収獲の時がやってきました。まずは最初に咲いた5つの花を取りたいと思います。

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 写真では花の中心が緑っぽく写っていますが、本当はもっと黄色味がかかっています。今回、茎を長めに切って収獲をしました。カモミールティーの写真を見たら茎はないようなので、ギリギリのところでカットします。

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 カモミールティーのカモミールっぽくなりました。第一陣は5個しか取れませんのでしたので、お茶を入れるには少なすぎます。

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 そこで製菓用の漉し器の中に入れて乾燥させることにしました。ドライカモミールにしておけば、いつでもお茶にすることができます。

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 ところで、乾燥させている途中、花からいくつかのホコリが出てきました。よく観察すると、このホコリは動いています。

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 さらに目を凝らしてみると、動くホコリはアブラムシでした。カモミールにはアブラムシが付きやすいことは知っていました。成長途中で数匹を捕殺しましたが、まだ手の届かない花の裏側に潜んでいたようです。彼らにはお引取り頂き、花が完全に乾燥するまで待ちます。

 

2018年5月3日 アブラムシ軍の襲来(発芽から63日目)

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 ここ2日間風が強くて、大きくなったカモミールが煽られて傾いてしまっています。背丈はさらに伸びて60cmになりました。正直、このあたりで成長が止まってほしい程です。

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 カモミールの近くに寄ると、爽やかな甘い香りが漂っています。花は次々と咲いていますが、やはり一気に開花はしていません。ちょこちょこ収獲して乾燥させています。

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 花が咲いていない蕾もたくさんあるので、長い期間の収穫になりそうです。

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 とうとう今日、アブラムシの大群を見つけてしまいました。ここだけではなく、他の枝や花の下部分にもいます。ベランダで育てていたのでアブラムシの被害を回避できるかと思いきや、そんなに甘くはなかったようです。
 ピンセットで捕殺...という量ではないので、取り合えずこのまま放置します。花を収獲する時にアブラムシが付いてくると思いますが、水洗いをすれば取れるようなので、これで対処します。それにしても、カモミールの汁はそんなに美味しいのでしょうか。

 

2018年5月6日AM 何度目かの収獲(発芽から66日目)

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 ここにきてカモミールの花がどんどん咲いています。花びらが反り返って収獲適齢期になった花を数日ごとに摘んでいます。これが今日収穫した分です。

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 収穫した花は網の上に乗せて、乾燥させています。

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 こちらは数日前に採った花です。完全に乾燥するにはまだ時間がかかりそうです。

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 網はお皿の上に乗せていますが、網の目からアブラムシが落ちてきます。黒いホコリみたいなものがそれです。多分、花を乾燥させると餌がなくなったと勘違いしたアブラムシが移動して、網の隙間から落ちるのだと思います。とても都合が良いです。

 

2018年5月6日PM アブラムシ退治(発芽から66日目)

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 最近はいろいろな枝にアブラムシを見かけるようになりました。放置しているとまたたく間に増殖してしまうので、アブラムシを退治するべく薬を購入しました。

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 それがこの「アーリーセーフ」です。説明書曰く、ヤシ油の成分がハダニやアブラムシなどに効くとのことです。通常の農薬と違い天然成分でできていますので、使用回数に制限はありません。収獲前日まで何度も使えます。

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 希釈倍率は取りあえず500倍にしました。原液は透明でしたが、水に溶かすと白濁するようです。これをカモミールに噴霧していきます。

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 株全体にかけつつ、アブラムシが多く付いている上部には滴るほどスプレーしました。今日だけではなく今週は数回行ってみて、週末に数が減っているかどうかを確認しようと思います。

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 よく見るとテントウ虫が株元にいました。薬で退治するよりも、テントウ虫をたくさん捕獲して放した方が効きそうな感じがします。

 

2018年5月12日 アブラムシがミイラになる(発芽から72日目)

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 水耕栽培で育てているカモミールは好き勝手に暴れてくれています。

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 ベランダではカメラを引いて撮れないので、株全体を撮影するのに苦労しました。真っ直ぐ育たずに、右方向に流れていることが分かるかと思います。
 この大きさになると風に弱く、台の上に置いていると確実に落下してしまいます。そのため写真撮影以外ではベランダの床に置き、さらに手すりにある縦棒の間に枝を入れて、倒れるのを防止しています。

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 株元は分岐していて、何本もの枝が出ています。

 

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 ところで先週に行ったアブラムシ退治の薬は効いているのでしょうか。先週の日曜日に、アブラムシに効果があると言う「アーリーセーフ」を散布しました。1回だけでは効果が見られなかったので、2~3日ごとに追加散布し、合計3回 約500mLを使いました。上の写真は先週のもので、薬の散布前です。丸々と太ったアブラムシが憎たらしいです。

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 薬の希釈倍率は500倍にして滴るほど葉にかけましたが、葉焼けをしている箇所はありませんでした。では、アブラムシの状態を確認してみます。全体的に観察すると、アブラムシが特に増えているようには感じません。近づいてみると、枝に付いているアブラムシは通常状態のものもいますが、黒く変色してミイラのように乾いている個体が多く見られます。

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 この群体では全てのアブラムシがミイラ化していました。

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 カモミールを置いていた床を見ると、黒いアブラムシミイラがたくさん落ちています。
 これらの結果から、アブラムシを退治する「アーリーセーフ」はちゃんと効いているようです。化学合成の農薬と違い、効果が現れるのに時間がかかるのかもしれませんね。引き続き散布をして、根絶までとは言いませんが、増えないようにしていきたいと思います。

 

2018年5月17日 葉先が枯れ出す(発芽から77日目)

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 カモミールの花を収獲して乾かす...これを何回か行って、写真の量までなりました。数が少ない時は良い香りでしたが、ここまでの量になると濃すぎて少し臭いです。花はまだ次々と咲いていますので、お茶にするのはもう少し時間がかかりそうです。

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 アブラムシ対策にアーリーセーフを散布していたら、葉先が枯れている場所を発見しました。ここ数日28℃の夏日になっていますので、さすがにダメージを受けているようです。

 

2018年5月19日 アブラムシ防げず(発芽から79日目)

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 2~3日に一度、アブラムシ対策にアーリーセーフを散布していますが、増えるスピードの方が早く駆除が追い付かないです。次の休みにカモミールを撤収するか否か...と思いながら枝を見ていると、アブラムシにしては大きすぎる黒いものを見つけました。
 近付くとそれはテントウムシの幼虫でした。数が結構いる上に、体長が1cmくらいなので生まれたばかりの大きさとは言い難いです。もしかしたら5月6日に見つけたテントウムシの子供のかもしれません。テントウムシの幼虫をまじまじと見たのは小学生以来です。アブラムシがいたるところにいるので、食事には欠かさないことでしょう。

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 実はテントウムシの幼虫のほかに、見たことのない奇妙な虫がたくさんいました。それが写真の茶色い虫です。キンセンカの種のようなギザギザな形をしていて、大きさは約1cmです。芋虫とは少し異なり、両端がシュッと尖っています。最初は葉を食べる害虫かと思ったのですが、カモミールに食害を受けた形跡はありません。
 はて、こやつは一体...?と思いインターネットで検索してみると、この虫は「ヒラタアブ」の幼虫っぽいです。この幼虫はアブラムシを食べるとのことですので、成虫がアブラムシを見つけて卵を産み付けたのだと思います。
 本当は成虫になるまで観察したいのですが、明日でカモミールの栽培は終わりにする予定です。少しかわいそうなので、抜いたカモミールはゴミ袋には入れずに、近くの草むらにでも置いておこうと思います。

 

2018年5月20日 撤収作業(発芽から80日目)

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 2月24日に種を植えて、発芽してからちょうど80日が経過しました。収穫するのをためらうほどアブラムシが増えてしまいましたので、本日で終わりにします。
 最終的な大きさは3株で幅1m 高さ60cmになりました。 種を蒔いた時には「バスケットボールくらいに収まるだろう」と思っていましたが、とんでもなかったです。あまりにも大きくなりすぎて、栽培後半には水耕栽培装置の蓋とプラカップでは支えきれないほどでした。
 ここ一週間ほど、5月と言うのに気温が30℃近くになる日が多かったです。その日には液体肥料を1.5Lほど吸っていましたので、毎日液肥の補充をしていました。さすがにこのサイズになると蒸散スピードもかなり早いです。

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 カモミールの花はまだたくさん咲いていますが、収獲するには勇気が必要です。

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 こんな感じで枝中にアブラムシが付いています。ひどいところですと、密集しすぎて枝が見えないくらいになっています。

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 液体肥料層は藻が大発生して、濃い緑色になっています。こんな状態でもカモミールはちゃんと育っていました。

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 下葉の枯れはさらに範囲が広くなりました。どんどん上の方向に行っていますので、何もしなければあと一週間くらいで枯れてしまったのかもしれません。

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 株元はこの様になっています。最初の頃と比べると分岐の数も増え、かなり太くなりました。 

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 これからが本格的な撤収作業になります。まずはハサミを使って枝を株元から切り取ります。カモミールの花とは違う、爽やかな葉の香りが周囲に漂います。

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 株元から分岐していた枝は7本ありました。次にこのプラカップを容器から抜きます。 

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 お互いに絡み合った根をほぐしながら取り出しました。根はまるでサンタクロースのアゴヒゲみたいになっています。藻で緑色ですが、根腐れをしているような茶色の根は見られません。
 

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 株をプラカップから引き抜いてみました。全体に根が回っていて、まるで素麺のようになっています。近付いて見るとウニウニうねっていて、少し気持ち悪く感じます。

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 さらに培地を半分に割って根張りを確認してみます。培地にはバーミキュライトを使っていますので、ハサミで簡単に切ることができます。

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 表面ほどではありませんが、ちゃんと中まで根が回っているようです。指で引っ掻いてもバーミキュライトが崩れ落ちることはありません。

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 地上部の重さを量ってみました。写真では400gと写っていますが、ちゃんと測定したところ3株で合計500gくらいでした。根の部分も合わせると600gはゆうに超えそうです。カモミールの種はケシ粒のように小さく、重さは0.1gもなさそうです。それが80日で2000倍になるとは驚きです。

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 作業途中で前に見つけた4つ星のテントウムシを捕まえました。幼虫と同じく、こんなに近くで観察したのは数十年ぶりです。黒光りする体に大小2ずつの赤星がカッコいいです。
 最後に藻だらけの容器を洗って作業は終了です。これにて無事、記事は終了...と言いたいところですが、最終目的であるカモミールティーはまだ飲めていません。ただいま収穫した花を乾燥させている途中なので、来週末には飲めそうです。

 

2018年5月27日 カモミールティーを淹れる

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 4月30日から5月20日にかけて収獲した花は、最終的にこの量になりました。個数は約450個、重さは8gでした。乾燥しているのでカサの割には軽いです。

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 収獲後半に大発生したアブラムシは、よく花の裏部分に隠れていました。取り除くことは不可能だったので、そのまま収獲して乾燥させました。乾燥させる途中でアブラムシは勝手に花から出ていってしまったので、死骸は見当たりません。

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 では実際にカモミールティーを淹れてみましょう。まずティースプーン1杯分のカモミールをカップに入れます。

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 そしてお湯を注ぐと、乾燥していた花が水分を吸って綺麗な花が咲きました。成分を抽出するために、この状態で5分間待ちます。

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 すると白色の花が薄茶色になる代わりに、お湯の色が黄色になります。

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 飲むにあたり花が邪魔だったので、スプーンですくって取り除きました。これでカモミールティーの完成です。飲む前にまず香りを楽しみましょう。香りはまさにカモミールで、リンゴのような甘く華やかな芳香がカップの周辺に漂います。次は味を確かめてみます。一口飲んだ感想は、良い言い方をすると癖のない誰でも飲みやすいハーブティ、悪くいうと香りの付いたお湯です。
 自分のイメージでは緑茶のように、少し味があるものかと思っていました。淹れたカモミールティーは苦味や渋味はなく、ほぼ香りしかありません。あまりにも味気ないので、半分だけ飲んでみてから砂糖を足してみました。すると砂糖の甘味とカモミールの香りがマッチして美味しく感じられるようになりました。これならば何杯でも飲めそうです。
 初めて飲んだカモミールティーは意外と味がなく、最初に思っていたものとは違いました。しかし言い換えれば癖のないお茶で、どんな時でも飲めるハーブティーだと感じています。今回収獲できた分で十数回淹れることができますので、気が向いた時に飲んでみようと思います。

 

まとめ

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 約3ヶ月間カモミールを育て、そしてカモミールティーにしてみました。では今回の栽培の総括をしようと思います。

カモミール水耕栽培で育てられるが、背丈が高くなるので注意が必要。支柱を立てて固定しないと風で煽られてしまう

・暖かくなるとアブラムシとの戦いになる。殲滅は不可能なので、薬などでできるだけ減らす努力をする。

カモミールティーは香りが良く、スッキリとした味わい。私は砂糖入りの方が美味しいと感じた。

 カモミール水耕栽培で育てるのは簡単でした。液体肥料を与えるだけで60cmの高さまで大きくなり、花は450個も収穫できました。大きくなる弊害としては、気温が高くなると液肥を1日1L以上も吸ってしまうことです。暑い日には毎朝欠かさず液肥の補充をしていました。

 育てていてびっくりしたのはアブラムシの数です。家族からは「カモミールはアブラムシが付きやすい」と聞いていましたが、ここまで増えるとは予想外でした。ただそのお陰か、かわいいテントウムシを見つけることができましたので、その点は良かったのかもしれません。

 来年もカモミールを育てるか?と問われれば、あまり気は進まないです。葉も食べられるのであれば考えますが、花しか利用しないので、その他の野菜を育てた方がベランダのスペースを有効利用できます。お茶にするにはカモミールの花がたくさん必要です。やはり水耕栽培よりも面積の広く取れる土耕栽培で育てる方が合っている気がします。

 最後に、カモミール水耕栽培をやってみた感想は「意外と面白かった」です。成長が早く、花が咲いているとその周辺は良い香りがするので、楽しい体験ができました。果たしてカモミール水耕栽培する方がいるのかは不明ですが、この記事が何かの役に立てればと思います。

 

 

カモミールのアブラムシ駆除にはこの「アーリーセーフ」を使いました。使用回数の制限がないので何回でも使うことができます。効き目はありましたが、爆発的に増えると手の施しようがありません。素直に化学合成された農薬を使う方が簡単に駆除できるでしょう。

 

植物の撤収時には、手袋を付けておくと虫がいても安心して作業ができます。軽作業ならば、指先に感覚が残る薄手のニトリル手袋がおすすめです。私もこの手袋を付けて作業を行いました。テントウムシを触ってもへっちゃらです。

 

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